ここで学習すること
pythonで用いる変数の型の概念と種類について学習します。
変数とは数字や文字を入れる入れ物でしたが、型とは変数の種類のことです。
イメージ:玉子(値)を入れられる玉子パック(変数)。玉子パックの種類(型)
牛乳(値)を入れられる牛乳パック(変数)。牛乳パックの種類(型)
変数の型は値が変数に代入された時点で自動的に決まります。
変数の型を調べるには、type()を使用します。()の中に調べる変数を入れます。
num = 4
print(type(num))
=>
<class ‘int’>
int型:整数が入れられる型
float型:少数が入れられる型
bool型:TrueとFalseの値のみ持つ型。(bool型はif文やwhile文で用います。if文、while文の説明で詳細を説明します。)
str型:文字列が入れられる型
list型:1つの変数に対し、複数の値を入れらる型
辞書型:keyとvalue(値)をセットで格納できる型
変数に文字列を代入するとstr型になります。
文字列を代入する時は”hello”のようにダブルクォーテーションまたはシングルクォーテーションで文字を囲みます。
text= ‘ tokyo’
print(text)
=>
tokyo
文字列の結合
文字列は+を用いて結合することができます。
‘ ‘クォーテーションの間にスペースを設定することでhelloとworldの間にスペースを空けています。
text = ‘hello’ + ‘ ‘ + ’world’
print(text)
=>
hello world
上の例では、文字列同士で結合していましたが、変数での結合可能です。
text = ‘world’
text2 = ‘hello’ + ‘ ‘ + text
print(text2)
=>
hello world
他には、同じ文字列を繰り返す場合は*で繰り返して表示することができます。
text3 = text * 2
=>
worldworld
すでに格納されている文字列に新たな文字列を結合する場合は、+=
も使用できます。
text3 +=1
異なる型の結合
pythonでは異なる型の結合を行うとエラーになります。
num = 5
このプログラムはエラーとなります。
text = ‘ここは’ + num + ‘丁目です’
’ここは’や’丁目です’は文字列(str型)です。str型はstr型としか結合できません。変数numには整数が入っているのでint型です。
int型のnumをstr型に変更してから結合する必要があります。
num = 5
int型のnumをstr型に変更します。
num=str(num)
text = ‘ここは’ + num + ‘丁目です’
print(text)
=>
ここは5丁目です
文字列から数値に変更します。
num = ‘3’
num = int(num)
print(type(num))
=>
<class ‘int’>