基本5|for文を用いてリスト型、辞書型変数からデータを取り出す

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ここで学習すること

繰り返しの処理が可能なfor文を用いて、複数の値を持つリスト型や辞書型のデータの扱い方を学習します。

for文を使えば、リスト型や辞書型などの複数のデータを持つ変数から要素1つずつ取り出すことができます。

プログラムの書き方

for 取出した要素を代入する変数名 in 取出す変数: 

_ _ _ _行いたい処理   

for文の後にはコロン:が必要です。for分の処理はインデント(4マス空ける)で指示します。

リスト型から要素を取り出す

num = [0, 1, 2]

変数nにリスト型変数numから取り出した要素を代入します。

for n in num:             

_ _ _ _print(num)  

=>

0

1

2

辞書型から要素を取り出す

mobile = {‘KDDI’: ‘au’, ‘NTT’: ‘docomo’, ‘Yahoo’: ‘softbank’}

変数brandに辞書型変数mobileから取り出した要素を代入します。

for brand in mobile :

_ _ _ _ print(brand)

=>

KDDI

NTT

Yahoo

辞書型から要素をfor分で取り出すとkeyが取得されます。

以下では取得されたkeyを用いてmobileからvalueを取り出します。

mobile = {‘KDDI’: ‘au’, ‘NTT’: ‘docomo’, ‘Yahoo’: ‘softbank’}

for brand in mobile :

変数brandに取得したkeyを指定して変数mobileからvalueを取り出します

_ _ _ _ print(brand + ‘    ‘ + ‘mobile[brand])

=>

KDDI au

NTT docomo

Yahoo softbank

for文の処理を中断する

breakでfor文を終了する

num = [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9]

for n in num:

_ _ _ _print(n)      #ここまでだと9回printが実行される

if n > =3:                 #nが3以上で終了する

_ _ _ _break             #終了させる

=>

1

2

3

range()を用いてfor文を終了する

num = [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9]

for num in range(5):

_ _ _ _ print(num)

=>

0

1

2

3

4

range()を用いて変数を取り出す場合、list型のindexを取り出すのと同様に0始まりとなります

for文に連番以外を設定する

num = [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9]

range(2, 10, 2)で2番目から9番目(10の1つ前)までの値を2つずつ(1ヶとばし)加算します

for num in range(2, 10, 2):        #  (最初の値, 最後の値+1, 足す値)

_ _ _ _print(num)

=>

2

4

6

8

list in listからfor文で値を取り出す

list型で取り出す場合

num = [[1, 2, 3, 4], [5, 6, 7, 8]]

for n in num:

_ _ _ _print(n)

=>

[1, 2, 3, 4]

[5, 6, 7, 8]

それぞれ値として取り出す場合

num = [[1, 2, 3, 4], [5, 6, 7, 8]]

for a, b, c, d in num:

_ _ _ _print(a, b, c, d)

1 2 3 4

5 6 7 8

この場合、listの要素数と同じ変数を用意する必要があります。 変数を(a, b, c, d)の4つ用意しています。

また、listの要素数が同じの時のみ使用可能な方法です。 [[1, 2, 3, 4], [5, 6, 7, 8]]…どちらも要素数が4つです。

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